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導入事例 マラソン大会 / 7日間連続飛行可能な全天候型ロボットPARC



マラソン大会 2016年2月に都内で開かれたマラソン大会にて、警視庁からの要請で東京湾沿岸部から飛行しゴール付近を監視しました。
マラソン大会の数か月前から、モトローラ ソリューションズが警視庁へPARCをご紹介しておりました。
警視庁では、今回のマラソン大会に向け長時間安定した飛行が可能なドローンを探されており、PARCはその条件を満たすと判断されマラソン大会での飛行が実現しました。
PARCのメーカーであるCyPhyWorks社はアメリカのボストンにあり、マラソン大会の為にスタッフ5名が来日し、田中電気とモトローラ ソリューションズ、 CyPhyWorks社、海上から警視庁への映像伝送を担う株式会社ソリトンシステムズの4社で急ピッチで準備を進めました。
複数の飛行場所が検討されましたが、GPSの感度や万が一落下してランナーや観客への被害を及ぼすことがないように海上で台船からの飛行となりました。

有線ドローンPARC マラソン大会当日 午前8時に芝浦の港から出航し東京湾沿岸部の指定の場所まで移動しました。
午前11時 台船に乗せたPARCは海上からの強風が吹く中、徐々に高さを上げ高度80mまで上昇し定点で飛行し続けました。
約2時間の間 強風でゴール付近に設置されたバルーンが激しく揺れる中であってもほとんど揺れることなく連続飛行しました。
搭載されているカメラで台船から約200m離れたゴール付近をズームして監視しましたが、ほぼ揺れることなく映像が乱れることなく警視庁へ送り続けました。
途中警視庁からの連絡で、飛行高度や監視対象を変更する際も安定した飛行を続けました。
午後1時に警視庁より監視終了の連絡がありPARCは下降を始め無事に台船へ着陸しました。
マラソン大会の監視業務は大成功で終えることができました。
翌日の各局テレビや新聞で報道され、注目を浴びました。
今後も大規模イベントの撮影・監視・防犯での活用や、災害時での活躍が想定されます。

マラソン当日の海上離着陸撮影動画




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